RM69-11 | Cool Down | Felipe Peláez ft.Maluma | Vivo Pensando En Ti

 今回のマルーマのように、フィーチャードシンガーの名前は、英語だと正しくは、曲名の後に書きます。メインのアーティストの直後ではなく、なんです。ですが、日本では馴染みのない書き方なので、アーティスト名と曲名の区別がつきにくくならないように、歌手名は歌手名でまとめて表記しています。たまに、思い出したように書いておきます。

 曲名「ビボ、ペンサンド エン ティ」(君のことを思って生きている)

公式動画です。35秒、マルーマの指の動きを見ると、歌詞が曲名と一致した時ですが、ああ、確かに思ってるんだ、と確認できますよ。

 

 幼なじみの女性への友情が、実は愛情だった、と気づいた男の愛の告白の歌ですね。女性が思い出箱、とでも呼びたい箱を受け取るシーンが出てきます。中から出てくる、子供の頃の二人の思い出の写真、手紙。1、2秒映る、幼い字で書かれた文字は「Gracias por ..tu amistad」(君の友情..に感謝)、「Mis recuerdos más lindos」(ぼくの最も美しい思い出)。二人が子供の頃、とても仲の良い友達だったことがわかります。

 リトモスのファイナルポーズというか、ファイナルの一連の動き、曲に合ってて、情感があって素敵だなと思います。ファイナルの時の歌詞は、

Yo no sé qué va a pasar (ヨノ セ ケ バ パサール)

Pero sé que pongo en riesgo (ペロ セ ケ ポンゴ エン リエスゴ)

Nuestros días de amistad(ヌエストロス ディアス デ  アミスタード)

拙訳:何が起こるかはわからない、でも僕たちの友情の日々をリスクにさらすことはわかっているよ

幼なじみで、良い友達の異性二人。男性が告白して、恋愛関係に移行できるかどうか、それは、もしかしたら、続いてきた友情にヒビを入れてしまうかもしれない。そういうことなのでしょうね。

スペイン語、riesgoが英語riskに近いと思います。R,I,S共通。Gの濁りを取ればK。

リトモスの振り付けはOTさんの領域ですので、扱うときは慎重にしています。バックナンバーのある曲にあったように、マリポーサというスペイン語が出てきた時に、蝶の羽のような動きをする、とか、そういう時は、歌詞と振りが直結していると思いますので書きません。今回、ちょっと、少し飛躍しているかもしれない感想を持ったので、解釈の余地が大きいものは、先生方と被らないと思って書いてみます。

あのパントマイムのような動き、置いていくような動き。上記の歌詞の中のdias、つまり、日々、と繋がっているのではないか、と思いました。英語のday,daysと同じ関係で、スペイン語では、dia,diasです。日々。日々が複数形だから何回か置く?飛躍しすぎでしょ、と突っ込まれたいです。二人の友情の日々を動画の中で、思い出箱に入った写真、という形で表現されていました。友情の日々が写真で具体化されているとしたら、写真という紙片を貼っていくような動きは、(友情の)日々を表すことになるんじゃないかな。ウリセス、さすが凄いな、と思ったんです。

また、一歩ずつ、日日を重ねていくことを表しているのかな、とも思えますし、一歩、一歩、相手との関係を確認しながら関係を深めているのかな、とも思えます。あの振り付けから、いろんな想像ができるな、と思います。いろんな想像ができる、って素晴らしい芸術作品だってことなんじゃないかな。ウリセスの振り付けは素晴らしいってことを言いたいです。Maestro Ulises, su coreografía es exquisita.

ウリセスが俳優として活躍している、ということはOTさんからお聞きになったことがある方も多いでしょう。俳優とは?セリフに命を吹き込む仕事?ならば、その経験は、曲の歌詞、という言葉に命を吹き込むことにきっと役立っているのでしょうね。

さて、いかがでしたでしょうか。OTさんの領域には、被らなかったと思いたいですが、いかがでしたか。

リトモス、最後は何秒か静止するのが正式、と聞きました。この曲、余韻に長く浸っていたいです。

あと、やっぱり書いておきたい、クールダウンのコリオグラフィーの感想文。後半16カウント。メロディとリズムは8カウントの2回繰り返しなのに、振り付けのカウントは、6+6+4。先行して曲に親しんでいた身としては、覚えるの苦労しました。曲を覚えてれば有利なのが通常なのに、曲を覚えて8カウント2回と思っているところに、6+6+4と振り付けられてる。厳しいよねー。

ショパンの幻想即興曲、左手が6弾くときに、右手は8弾く。あれもなかなか難しかったけど。


でも、このリトモスも苦労させていただきました。8と6をよく整理しないとできないという共通点ですね。先生方の熱心なご指導のおかげで、できるようになりましたけれど。

この曲には関係ないですけれど、ベイビーマンボは基本6カウント、ですよね。


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