RM57-10 | Aero Dance | Azukita | Steve Aoki, Daddy Yankee, Play-N-Skills, Elvis Crespo

(2021.6.20.追記、2018年10月当初掲載)

タイトルは、スペイン語の砂糖 “azúcar” を縮小辞化したもの、カナを当てるとすれば、アスキータとアズキータの中間くらいに聞こえる感じでしょうか。本来のスペイン語の表記だと、azuquita(アスキータ)とquが入るはずですが、パナマの有名歌手にAzuquitaさんがいるためなのか、英語圏での読みやすさを狙ったのか、アーティスト名のAokiと揃えるためなのか、わかりませんが、Azuquita とせずに、Azukita とkを使って表記しています。スペイン語のquはkとほぼ同じ読みと覚えておくと便利。例えば、Orq. Carlos なんてホテルに案内があったら、あ、今夜、カルロスオーケストラが来るのか、食後のお酒はここにしよう、なんて感じで。それで、このAzuquita さん、リトモス21ー1、ウォーミングアップの曲、Mariaをサルサにしてカバーしていますので、おまけとして、最後の方に載せておきます。

では、この曲、スイーツや砂糖のことを歌った曲?表面的にはそうなんですが、実はもっと深い意味が込められているようですよ。英語でもSweetとかHoneyとか甘いものを表す表現は、(主に)異性の可愛い魅力を表すことが多いですよね。このスペイン語のAzukitaもそうだと思います。

リトモスの3回リピートの歌詞の一部を見てください。

Dame una de azúcar
ダメ ウナ   デ  アスーカー
砂糖を一つちょうだい

Dame dos de azúcar
ダメ ドス デ  アスーカー
砂糖を二つちょうだい

Dame tres de azúcar
ダメ トレス デ  アスーカー
砂糖を三つちょうだい

Blanca y morena, blanca y morena
ブランカ イ モレナ、ブランカ イ モレナ
白いのと茶色いの、白いのと茶色いの

アジア系ニューヨーカーのYoutuber、QPARKさんが、上の部分で遊んでる動画があります。スタバで、コーヒーを飲んで「苦い→砂糖を二つくれ→三つくれ」と言うことを表しています。

この方、リトモスの他の曲も色々取り上げているので、面白いものを探してみてください。ちなみにこの動画、1000万回以上再生されており、この動画だけで、100万円以上の報酬をGoogleからもらっているはず。すごいですよね。

上のは、文字通りの意味でしたが、その直前の部分の歌詞と続けると、込められた比喩的な意味が見えてきます。

La morena tiene algo
褐色の肌をしたその女性は何かを持っている
Que me llena de sabor
僕のテーストを満たす何かを
Y esa blanquita tiene algo
そして、その白人の女の子は何かを持っている
Que me arranca el descontrol (Ra)
僕の心を乱す何かを

(さっきと同じところです、今度は考えられる比喩をもとに訳します)
Dame una de azúcar
君の甘い魅力をひとつちょうだい
Dame dos de azúcar
君の甘い魅力をふたつちょうだい
Dame tres de azúcar
君の甘い魅力をみっつちょうだい
Blanca y morena, blanca y morena
白人の子も褐色の子も、白人の子も褐色の子も

Azukita(Azucar). 直接的には砂糖、比喩的には女性の甘い魅力
白と茶色:直接的には砂糖の色の違い、比喩的には、女性の肌の色の違い

自分の意見です。様々な解釈がありうると思いますので、一つの可能性としてご理解ください。

作詞、上手いですね。


リトモスの曲の原曲 (kの方のアスキータ)の公式動画。


英訳歌詞です。原語スペイン語、英語訳の順。
https://www.musixmatch.com/lyrics/Steve-Aoki-feat-Daddy-Yankee-Play-N-Skillz-Elvis-Crespo/Azukita/translation/english

日本語訳は
http://diafeliz.jugem.jp/?eid=67
毎度さすがです。

スティーブ アオキさん、日系アメリカ人でDJ、音楽プロデューサーなどをしていらっしゃるようです。話題のBTSともコラボしているようですね。👉 Waste It on Me.  DJとして年間ライブ300本て、すごいな。イスラエルのテルアビブで、この曲をかけている様子。彼のインスタから。

盛り上げる時のカウントアップの、1、2、3、4。英語ではなく、スペイン語のuno, dos, tres, quatro(ウノ、ドス、トレス、クアトロ)を使ってます。

次です。米国スミソニアン博物館が、EDMアーティストとして史上初だそうですが、Aoki氏の展示を行っています。


彼がラテンアーティストとコラボするのはこの曲がはじめて、ということですが、ビルボード誌によれば、Aokiはこれからラテンの曲を扱うことが多くなるだろう、ということです。楽しみ。—と書いたと思ったら、もう出てますね。18年10月にNicky Jamと共作した曲、Jaleoが出てますね。


さきほどの、quの方のアスキータさん(パナマ)によるサルサ版の曲マリア。原曲はリッキー マーティンです。

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