RM10-7 | Hawaiian, Pair | Gimme Hope Jo‘anna | Eddie Grant

2019年秋、ラグビー🏉ワールドカップの日本大会で南アフリカが優勝しました。リトモスで南アフリカと言えば、と思って考えてみると、リトモス10−7のハワイアン(ペアダンス)のことが思い浮かびます。 Gimme Hope Jo’anna (ギミ ホープ ジョアンナ)という曲です。この曲ハワイアンのダンスとして取り上げられていますが、実は南アフリカの曲なんですね。

どんな曲か書いていこうと思います。

まずは、Wikipedia英語版の受け売りですみません。(日本語版は現在なし)英語のわかる方は直接読んだ方が正確です。

Gimme Hope Jo‘anna
- Give me hope, Jo’anna ということ。希望をおくれ、ジョアンナ。そして、ジョアンナは南アフリカの都市ヨハネスブルクを指しています。

アパルトヘイトのことが歌われています。歌詞中にも出てきます。ノーベル平和賞を受賞したツツ司教のことも歌われています。

南アフリカ政府に禁止されたが、南アフリカ国民の間で広く歌われた。下記動画①をご覧ください。

(歌詞の中にアパルトヘイト、とあるのですが、その部分を観衆に大きな声で何度も歌わせているのが印象的です。5分00秒あたりです。)

ベルギー、オランダ、スペインなどでもヒットチャートの1位を取るなど大ヒットした。

ここまで、半分パクリでしたが、ここからは私の感想を。

なぜ南アフリカの曲、そして人種差別を扱った曲を、ハワイアンとして取り上げたのだろうと考えました。人種差別、ハワイアン、黒人、ハワイ、と考えているうちに、あれ、オバマ大統領のこと?と考えました。オバマ元大統領は米国ハワイ州出身です。リトモス10は時期を計算してみると(現在と進行ペースが変わらないのならば)2007年の1月に新曲として登場したはず。この時期彼はイリノイ州選出の上院議員として活躍していて、2007年の2月には、大統領選挙への出馬を目指すことを正式に表明しています。オバマが表に出てくるこの時期というのは、アメリカに優秀で非常に人気のある黒人の政治家がいる、というニュースが日本でも何度も流れていたと記憶しています。ウリセス、もしかして、アメリカの新しい風に期待して、この曲のコリオを考えたのかな? 

「いやー、それってただの偶然でしょ?曲がよかったからウリセスが採用したんだよ。」そうかもしれません。1988年のこの曲を19年後に急に取り上げたくなった、ただそれだけ、なのかもしれません。

次の動画②は公式動画です。


次の動画③は優勝した南アフリカチームの初の黒人主将の出身地の人々が優勝の瞬間に喜びを爆発させているところを映したものです。これを見てたら、この曲のことを思い出したんです。


バックナンバーのペアを取り上げてくださる先生、少ないですが、この曲は素敵ですよね。南アフリカ🇿🇦が優勝したし、12月には踊りたいですね。

アルゼンチン🇦🇷の人たちって、アフリカに実は少し親近感があるのではないかな、と思うんです。
1  南米もアフリカも南半球にある大陸であること。特にアルゼンチンと南アフリカは最南部を持っているという共通点があります。(チリじゃないのというツッコミ歓迎笑)
2  南米大陸とアフリカ大陸はずっと昔は一つだった、という有力な説。毎日新聞の次のページがよくまとまってます。👉「図解で納得 大陸は動いている 」
3  黒人奴隷の悲しい歴史をアフリカが持っているとするならば、アルゼンチンも原住民を滅ぼしてきた歴史がある。アルゼンチンにある世界最南端の都市ウシュアイアを訪れたことがあるのですが、そこに、世界の果て博物館、というのがあります。私も行ってきました。そこの展示に一例が見られるのですが、ブログにまとめてくださった方がいるので、載せておきます。👉「パタゴニアにいた先住民」 似たような悲しい歴史があると共感する力が高まると思うんですよね。
(以下、項目4、2020年1月21日追記)
4  リトモス62の10曲目はエアロタンゴですが、アルゼンチンタンゴの成立に影響を与えた音楽の一つとして、アフリカに起源を持つカンドンベが挙げられています。自国を代表する音楽のルーツにアフリカが絡んでいれば、やはりアフリカに親近感を持つのではないでしょうか。

さて、原曲に戻り、フランスのテレビでのライブです。動画④。





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