RM7-11 | Cool Down, Latin Bolero | | Perhaps, Perhaps, Perhaps

 2021年5月。リトモスとしては古い曲ですが、取り上げようと思ったのは、ウリセスが歌うカバーバージョンが公開されたからです。フィットネスのウリセスとしてではなく、俳優ウリセスが演じる役名リラを用いた、「Soy Lila(私はリラ)」名義になっています。Youtubeにはありません。Spotifyにあります。


そして、もう一つ、今書くべきと思った理由、それは、今月日米で公開されるディズニー映画「クルエラ」の劇中でこの曲が歌われるからです。米国版の予告編の中にあります。

この映画、日本では柴咲コウの主役で吹替え版も用意されるそうです。

さて、ここから先は、Wikipediaの英語版にある原曲やカバーのリスト欄にあったものからいくつか選び出し、また、YouTubeで再生回数の多いものと自分の気に入ったものを、年代順に並べていきます。最初の15秒くらいずつ見ていただいて、気に入られたものは全部ご覧になるなど、ザッピングしていただくのが便利かと思います。

スペイン語版の曲名はQuizás, Quizás, Quizás(キサス、キサス、キサス)。英語版の曲名はPerhaps, Perhaps, Perhapsです。

キューバのOsvald Farresの1947年の本当のオリジナル版。スペイン語です。昭和22年ですか。リトモスの原曲(の原曲かな)としては、最も古い曲の一つでしょう。

スペインの歌手、サラモンティエルの1963年の録音。映画「カサブランカの夜」から。聞いててゾクゾクします。

これ、ウリセスもご存知で、彼のSNSで紹介されたこともあります。
スペイン🇪🇸のスペイン語は、S音をTH音に近く発音することがあるようですね。キサス、キサス、キサスの特にサの部分がThaのように聞こえませんか?

1964年、アメリカ、ドリス デイによる。英語。次のPussycat Dolls版と似ています。

先ほどの映画「クルエラ」で使われいた曲は、このドリスデイ版です。

————2006年10月、リトモス8、日本で解禁————-
リトモス7は、OTさんがバックナンバーで使う場合がありますが、正式に現行曲として行われたことはないようですね。カリテスのHPの情報によれば。リトモス8ができる以前にあったと考えるのが自然でしょうから、2006年にはすでに、リトモス7はあった、ということになります。当時はまだ名称はRITMIXかな。この2006年という年に注目してください。

リトモスの直接の原曲と言われている、Pussycat Dolls による英語版は2008年発表です。このバージョンが原曲と言われているのはどうしてなのか。リアルタイムで受けていないので、はっきりわかりません。編曲かな。彼女たちはSwayも歌っていますね。

👉Wikipedia 英語版のPussycat Dolls のアルバム“Doll Domination”の記事によれば、この曲は、同アルバムの、米国スタンダードエディションには入っておらず、ヨーロッパエディションのボーナストラックとして18曲目として、また、インターナショナルデラックスエディションのディスク2の7曲目として、収録されている、ということです。シングルカットはされていません。なので、プロモーションビデオも作られていません。(Wikipediaのスペイン語版に彼女たちのPVのリストがありましたが、そこにも記載ありません)下の動画は、他のPVを繋ぎ合わせて作ったもののようです。

Pussycat  DollsがCDの録音以前に、この曲をどこかで歌っていたのではないかと思って、色々検索をかけてみましたが、2008年の9月より前のものは、全く見つかりませんでした。Pussycat版はリトモスの原曲とは言えないかもしれないですね。では、何が原曲?リトモス版は英語ですから、リトモス7が確実に存在したはずの、2006年以前のこの曲の英語版の中から探すことになりそうです。上に挙げたドリスデイ版かな?かなり似てますが、確定させるには、他のバージョンが違うことを言わないといけませんよね。この大スタンダード曲のカバー盤を全部チェックしていくのは、大変な作業でしょう。

2012年CD録音。グアテマラのGaby Morenoさんによる。ラテングラミーの新人賞を受けた実力派。ライブは15年、ホワイトハウス主催の、ヒスパニックヘリテージアワーズでのもの。

名演というか、怪演というか、魂が入っていますよね。

Andreal Bocelli、2012年のライブ。もう一つのブログで以前紹介しましたが、もう一度。MCの和訳なども書いておきました。そちらも合わせてご覧ください。


ブラジルの歌手、Daniel Boaventura(黒いネクタイ)とメキシコの歌手、カルロスリベラ(白)のデュエットで。ダニエルはリトモスのバックナンバーをカバーで何曲も歌っています。いずれ掲載します。カルロスはリトモスの過去曲、Lo  Digoの歌手です。2015年Youtube掲載。

Youtubeの感想欄を見ると、「カルロスは(ギリシャ神話の)ミダース王のようだ。歌う曲を全て黄金に変えている」というコメントが多くのいいねを集めています。確かにスゴイ。

2020年。次は新しいYoutubeのスペイン語系チャンネルを始められた方。Aiさんによる。和訳付き。音楽センス、美術センス、スペイン語力、全部すごい。登録して今後いつも見ることにします。Cielito Lindo, Bésame mucho, Feliz Navidad なども和訳を提供してくれています。

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