RM71-11 | Cool Down, Reggaetón | Ram Pam Pam | Natti Natasha x Becky G.

公式動画。


ランパンパンパンパンとは何か、まず、考えて行きます。

この曲、周りのリトモス参加者に聞いてみると、

○なんか乗れないわ

○クールダウンになった気がしない

とか、意見が聞こえてきます。クールダウンの曲は、叙情的というか、恋愛や失恋の情感がたっぷりこもった曲が定番ですよね。でも、この、リトモス71のクールダウンはどうもそうではないようです。

曲名、Ram Pam Pam、辞書で引いても特に意味は出てきません。ではどうするか、文脈を当たる、というアプローチで考えてみます。

この曲の歌詞の中で、Ram Pam Pam Pam Pam が、単独ではなく、主語述語のある文の中で出てくるのは、次のところです。

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Y tengo un novio nuevo que me hace

イ テンゴ ノビオ ヌエボ ケ メ アセ

Ram-pam-pam-pam-pam

ランパンパンパンパン

拙訳:そして、私には、ランパンパンパンパンしてくれる新しい恋人がいるのよ

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この文脈から推理!笑。

新しい恋人が出来たら何します?ランパンパンパンパンします?—- まさか、ウリセスがそんな意味の曲を振り付けないですよね。もうちょっと見て行きましょう。

歌詞が語りかけているのが、元カレ、ということにも注目です。私は新しい恋人がいて、ランパンパンパンしてるの。と言っているわけです。もうあなたに用はないわ、と言ってそうです。確かにそういう歌詞の部分もあるんです。何箇所かありますが、例えば   …..。


Dile a tu amigo que te aconseja 

ディレ ア トゥ アミーゴ ケ テ アコンセハ

訳:友達に言ってね、あなたにアドバイスするようにって


Que no me escriba', ya yo tengo pareja

ケ ノ メ エスクリバ、ジャ ジョ テンゴ パレハ

訳:私に手紙を書いてこないでねって、私にはもうパートナーがいるんだからって

どうでしょう。ランパンパン、のイメージが湧いてきましたか。もうワンフレーズ見て行きましょう。

Y ahora mi culo hace, ja

イ アオラ ミ クロ アセ、ハ

訳:そして、私のお尻がするのよ、ハ

Ram-pam-pam-pam-pam

ランパンパンパンパン

訳:ランパンパンパンパン

どうでしょう。ランパンパンを歌詞の文脈から推理する 2つ目です。ランパンパンとは、どうもお尻ですることみたいですね。一体何でしょう。

ちなみに、発音と訳の中にある、「ハ」は、笑い、特に嘲笑にも近い「ハ」でしょうね。Jaで、「ハ」と読みます。Jはハ行発音。スペイン語ネイティブとチャットしていると、jejeとか、送ってくることがあります。最初、ジェジェかと思い、連続ドラマ「あまちゃん」はスペイン語圏でも流行ってるのかと思ったんですが、そんな訳はなく、へへと発音するということがわかりました。

さあ、ランパンパン、このままだと意味がヤバそうです。新しい彼氏とすることで、お尻を使うこと。違う意味を持っていてほしいですよね。もうワンフレーズ。これで決まるはず。

Me hace

メ アセ

訳:彼は私にさせるのよ

Ram-pam-pam-pam-pam

ランパンパンパンパン

訳:(同じ)

Ram-pam-pam-pam-pam

ランパンパンパンパン

訳:(同じ)

Tengo otro que me lleva a la disco a perrear

テンゴ オトロ ケ メ ジェバ ア ラ ディスコ ア ペレアール

訳:私には、ペレオをしにディスコへ連れていってくれる別のオトコがいるのよ。

ーー決まりましたね。ランパンパン、て、ペレオを二人で踊ることを表しているんじゃないかな。変な想像した人は、反省してください笑。そして、このフレーズ、リトモス、クールダウンのコリオグラフィの後半部分の歌詞になっています。ランパンパン、これはつまり、「私は新しい彼とペレオして楽しんでるのよ」というメッセージを元カレに伝えるための言葉なのでしょう。ですから、恋愛や失恋の叙情性が感じられないのかも知れませんね。

この中でperrear(ペレアール)っていう動詞が面白いと思うんです。これ、ペレオをするっていう意味です。そんな動詞があるところがスペイン語、スペイン語文化圏のすごいところだな、と思うんです。バイランドっていう曲、リトモスにありますよね。あれは、動詞bailar(バイラール、踊る)の現在分詞形なわけです。この、perrear(ペレアール、ペレオする)っていう動詞、最近注目してるんですが、それは、リトモス70のレゲトン、Problemaの歌詞の中に、現在分詞形、Perreando(ペレアンド)が何回も出てきたからです。何回も、というよりは、連呼してました。リトモス版の歌詞の中にもありました。ここです。


 2分56秒くらいから、歌詞  perreando に合わせて、お尻を動かすコリオが付いてますね。perreandoは動詞perrearの現在分詞形ですよ。リトモス71-11、コリオグラフィの最後の数カウントの動きと歌詞の対応! 言えないけど、勘の良い方、気づいて!

ちなみにこの曲Problemaの原曲のコリオグラフィーは、🇺🇦ウクライナ出身の著名なダンサーである米国のグレッグ チャプキス氏です。彼のことは別ページで詳しく書きましたので、ご覧ください。👉 リトモス61-6の原曲は、🇺🇦ウクライナ出身のダンサーが振り付けました、Con Calmaを今こそバックナンバーで踊りましょう

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